カローに到着後、分かったことはそこは山間部の小さな町。ハイカーやトレッキングの途中や始まり、終着の場所でそれとなく宿はありましたが、ほかにはこれといって突出したことがない場所。しかし、そこがいいところ。晴れればもちろん暑いのですが、カラッとしていて過ごしやすく町自体はとても小さいので3時間もあれば一通り把握できます。だから、のんびりするには持ってこい。

先にも綴りましたが、この時はあいにくの雨季まっただ中。日差しが出るのはまれでほぼ毎日分厚い雲に覆われ、大体15時あたりには今でいうゲリラ豪雨みたいなものが30分、もしくは1時間降ります。うれしいのはそれが割と高確率で同じ時間帯に降るということで対策を立てやすい。でもそのおかげでトレッキングで泥だらけになり、しっかり洗ったのにもかかわらずなかなか乾かない靴。結局その靴とはすぐにお別れをすることになるんです。乾かないままカバンに詰め、たった一晩おいて出したらカビだらけですからね。悔しかったですね。歩きやすくてお気に入りになっていた靴だったので。雨季にトレッキングをしたぼくが悪いのですが。

そんな悲しい別れもあったカローはなにわともあれほんとにのんびりするには持ってこい。今年も行きました。それはトレッキングのリベンジとかではなく、そこに新たに作られたカフェを求めてです。日本人の方がオーナーで、ヤンゴンで旅行会社もやっておられる福島さんという方とお知り合いになる機会があり、そのカフェを教えていただきました。店主はその近くに自宅を構え、小さなコーヒー農園を栽培しているかれは元海の男だったそうで、ぼくと似通ったところもあり、すぐに仲良くなれました。まぁ、もともと期の優しい方なので誰でも仲良くなれてしまいます。そこのコーヒーは小さな農園で正直手入れもまだまだしっかり整っていないのですが、味はとてもおいしいです。また、場所がユニークで町からは少し離れた丘の上にあり、行くのはやや面倒ですが、そこからの景色とともに味わうコーヒーがまた素晴らしいんです。

日本を飛び出して、コーヒーを毎日飲むようになり、コーヒーにハマっているぼくとしては大きな発見でした。これもぼくの一つの夢になりました。それはここカローのコーヒーを日本に持ってきてぜひともコーヒー好きに味わってもらう！

こうご期待です。まぁ、個人的には皆さんがここに足を運んでもらえたらも何よりです。本当にゆったりした空間に心も体も癒やされること間違いないです。

それでは次は南を目指します。ヤンゴン経由で行きましょう。

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本日もお読みいただきありがとうございました。